26th
もちろん自分たちで何かを発明し、世界を席巻するような技術なり、サービスなりを開発できれば、それはよりいいことだと思います。しかし一方で、革命って誰か1人の力で全部を成し遂げなければならないのかというと、僕はそうでもないと思う。
だから、今から何百年かたった後に、ソフトバンクの血を分け合った、ソフトバンクの志を共有し合った、そういう仲間たちで大きなデジタル情報革命に一部でも貢献できたと言えれば、それでいいんじゃないかという思いもあるんですよね。
要するに、志を共有する多くの同志がいろいろな角度から支え合って、一緒に波を起こしていけばいいじゃないかと。自分1人で自分の会社1社で、手柄を独り占めにしなくても、いいんじゃないかと思っています。
シリコンバレーになりたいわけです。ソフトバンクって何だというときに、アップルでもない、インテルでもない、シスコでもない。でもソフトバンクの周りに、何かしらそういうスターが続々と生まれて、その連中がみんなソフトバンクって住みよいよね、という。
シリコンバレーには、住みよいよね、元気が出るよね、みんながつながり合っているよねということで、デジタル情報革命のスターが集まっている。シリコンバレーそのものが、1つの具体的な製品を生んだわけでも、ビジネスモデルを作ったわけでもないけれど、シリコンバレーという場がイノベーションの土壌になっている。
仮に今から100年後に、アップルが、インテルが、マイクロソフトがどれほど成功し続けているか分からない。栄枯盛衰はどの会社もあると思う。でも主役、役者はどんどん変わっていっても、シリコンバレーというIT革命のメッカは、ずっと繁栄し続けるような気がするんですよね。同じく、ソフトバンクもそうでありたいと思っています。